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榎木孝明が実践した「不食」がどうも宗教臭い!?


約1か月にわたって水分しか摂らない“不食”を実践したことで世間を驚かせた俳優の榎木孝明氏。


記者会見では宗教のかかわりを否定し、「食べなくても生きられることを自分の体で科学的に調べてみたかった」と説明した。


だが、先週発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、そんな榎木氏と“あるスピリチュアルセミナー”のつながりを指摘している。


同誌によれば、榎木氏は2013年5月にあるセミナーのオープニングイベントに参加。

〈元ビジネスコンサルタントの男性が、自然医療を推す女性医師や多くの覚醒者たちと立ち上げたプロジェクト〉だというが、
〈彼らが主催する覚醒セミナーへ参加すると、人生の悩みが消え、自分や周りの人の病気にも変化が現れる〉というキナ臭さ。


しかも、このセミナーには『おかげさまで生きる』(幻冬舎)がヒットした東京大学病院の矢作直樹医師も参加。

本サイトでも以前、紹介したように、矢作氏といえば救急部・集中治療部部長であるにもかかわらず著書ではオカルティックな言説を垂れ流し、さらには“霊感セミナー”疑惑も取り沙汰された人物である。


榎木氏はセミナーへの参加について、同誌のインタビューに「参加したのは事実」と認めながらも、「知人に連れられて、よくわからず行ってしまった」とセミナーとの関係を否定。

しかし矢作医師については「仲がいいんです」といい、「(矢作氏が)批判されていることも知っていますが、彼は勇気を持ってやっている」と褒め称えてさえいる。


榎木氏がいくら否定しても、彼自身と“不食”というキーワードから漂ってくる非科学的な匂い……。
果たして“不食”とはどのようなものなのか。
それを知るために、“不食”ブームをつくったといわれる『不食 人は食べなくても生きられる』(三五館/2004年)を読んでみることにした。


同書の著者は“実践思想家”なる肩書きをもつ山田鷹夫氏。
著者プロフィール欄には、このように記されている。

〈大手電力会社での十六年間のサラリーマン生活をバッサリ捨てて、思索の生活に入り何年になるのだろうか〉

いや、自己紹介で「何年になるのだろうか」と訊かれても! 初っ端から不意打ちを食らってしまったが、つづけて1ページ目を開くと、今度は全裸で局部を葉っぱで隠すという懐かしの“はっぱ隊”ルックの山田氏の衝撃的な写真が(しかもスキンヘッド)。
だが、たしかに50代前半(当時)とは思えぬスタイルを保持していることだけはよくわかった。


しかし、読者として気になるのは、スタイル云々よりも、どうやって空腹を紛らしているのか?
ということや、なぜ物を食べずに平気でいられるのか?ということ。
きっとそうした実践の記録が書かれているのだろう……。
そう思ってページをめくると、こんな言葉たちが待ち構えていた。

〈これまでは許されていなかった。食べずに生きるということが許されていなかった。
だが新しい世紀を迎えた今だから、新しい太陽として、新しい光として不食は公開を許された〉

〈新しい希望を宣言する。コロンブスが「地球は丸い」と宣言したように〉

〈あなたたちを代表してこの国の希望を語ろう。それは地球の希望であり、人類の希望であり、さらには宇宙の希望である。神の希望でもある〉

〈扉を開くのは友よ、あなただ〉

〈「人は食べられなくても生きられる」このたった一つの宣言で新しい日本を開く。閉塞した社会だからこそ、生まれる僥倖だ〉


太陽、光、希望、神、宣言……なんだか宗教の本を読んでいるようだが、これは不食の本であったはず。
だが、〈不食が可能である根拠〉として挙げられているのも、なぜか“クローン羊のドリー”の話だったりして、頭は大混乱。


なんでも、クローン羊は乳腺細胞から誕生したといい、〈個別化された乳腺細胞が逆進化して全能性を持つ細胞に復帰した。(中略)その手法が何であったかというと、(中略)栄養を絶ったのである。つまり断食状態にしたのである〉という。そして、山田氏の思考は羊から人間へ向かうのである。


〈単細胞が断食で、ものすごい能力を手に入れた。それならば複合体である、細胞からなる人間の身体そのものに断食を与えたらどうなるか。(中略)超能力に到達できるのでは〉
〈不食によって初期化されたらどのような能力を獲得するか? 神の力を手に入れる!〉


なんだか「手に入れろ、ドラゴンボール!」「ポケモン、ゲットだぜ!」に相通じるノリの良さが愉快だが、まさか不食によって超能力だの神の力が手に入るかもしれないとは、もうこれは科学でも何でもない上に、〈不食が可能である根拠〉にもなっていない。というか、ただの願望である。


実際、“ものを食べなければ餓死するのでは?”という問いに対して、山田氏はこう述べている。

〈人は餓死で死ぬのではなく、餓死の恐怖で死ぬのだと。(中略)詭弁だと思われるだろうか? 僕はまじめだ〉

「まじめだ」と言われたら、はいそうですか、としか返しようがない。
だが、不思議なのは、多くの人にとっては食べることは楽しいことである。
それをなぜ食べるものはあるのに、食べないとあえて拒否するのか。
しかし山田氏に言わせると、不食には“不食のエクスタシー”というものがあるらしい。

〈ほしい物がないという歓びだ。食べたいものがないという歓び。この延長として、人間の歓びではない状況、仕事がない、お金がない、セックスがないという歓びをどう伝えられるだろうか〉


煩悩を絶つ。
これは多くの宗教で悟りを開くために謳われることと同じだが、もしかすると“不食”の根源にあるのは、この“世俗的な欲に打ち勝つ歓び”なのかもしれない。
事実、榎木氏も不食11日目に〈欲は自分でコントロール出来る事を実感します〉とFacebookに綴っている。
そして、山田氏も〈自慢できる魚沼のコシヒカリを作っていながら、僕は食べていない!〉とハイテンションだ。


ただ、やっぱり気になるのは、この“不食”の思想には、疑いようもなくスピリチュアル要素が入っているという点だ。
榎木氏は〈どの宗教にもオカルトにも一切荷担はしていません〉と述べてはいるが、会見では「おそらく空気中から人間はエネルギーを取れますね」という驚きの発言を行っている。
じつは、山田氏の本でも〈人間は食以外でもエネルギーを摂取して生存を継続できる〉と書いてあるのだが、当然のことながらこれに科学的根拠などまったくない。


また、榎木氏は過去にも、「催眠療法を応用して前世を人に見せることも…(できる)」「もう何百回 転生してますから…」(「FLASH」10年10月5日号)と述べたり、「ダライ・ラマは、とっても霊格の高い方」(「ELLE japon」1991年7月20日号)とインタビューに答えたりなど、結構なオカルト度であると見受けられる。
ほんとうに榎木氏はその自覚がないのか、はたまた隠しているのだろうか……。


というわけで、安易な気持ちで“不食”に手を伸ばすのは、いろいろな面で危なそうなので、お気をつけいただきたいと思う。
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売れに売れてる「絶歌」。いつまで「元少年A」のままでいられるのか?!


「酒鬼薔薇聖斗」の“現在”が、公にさらされるかもしれない。


「出版差し止めは難しくても、被害者の遺族がこの本の内容に対し損害賠償を求める訴訟を起こせば、結果的に被告の名前や住所が公に出てしまうことになる。いま複数の弁護士が、その動きを後押ししようと動いている」


ある弁護士の情報では、すでに遺族に近い弁護士が「酒鬼薔薇聖斗」の住所や名前を把握、遺族の希望さえあれば訴訟を起こせる状況にあるという。


1997年に神戸連続児童殺傷事件を起こした自称「酒鬼薔薇聖斗」は先ごろ、手記『絶歌』(太田出版)を出版したが、被害者の遺族からは抗議の声が上がっているほか、著者名が少年法で守られたままの「元少年A」であることや、ナルシスティックで自己顕示欲が見て取れる内容に、世間からの批判が巻き起こっている。


アメリカではニューヨーク州で犯罪者が自らの犯罪行為をネタに出版、販売して利益を得ることを阻止する「サムの息子法」と呼ばれる法律があり、犯罪行為を商業利用することを禁じている。
同様の法律は他州や世界各国で類似したものが存在するが、日本ではこれがないため、「酒鬼薔薇聖斗」は出版元の太田出版ともども、堂々と利益を手にできる状況だ。


「酒鬼薔薇聖斗」は、児童の首を切るなど2人を殺害した上、新聞社に「挑戦状」を送るなど、あまりに残酷な事件を起こしながら、少年法の適用で罪には問われず、医療少年院を経て2004年に社会復帰した。
社会に守られて更生の道を進んだ元少年犯罪者が、被害者遺族をさらに痛めつけるような本を出版したことで、遺族からは出版社に回収要請があった。
しかし、現時点では法的にこれを差し止めることは難しい。


「でも、今回のケースを契機に新しい日本版の『サムの息子法』を作りたいと考える弁護士も少なくないです。
そのために大きな波風を立ててきっかけ作りにしようと話している弁護士もいて、32歳の酒鬼薔薇聖斗が、少年法そのままの匿名で、過去の犯罪をビジネスに利用したことに対する報復として、合法的に著者の現在を白日の下に引っ張り出すための裁判案を練っています」(同)


ネット上には酒鬼薔薇聖斗に妻子がいるなど確証のない話も書きこまれているが、この弁護士によると「それよりも、もっと驚くべき社会復帰後の過去がある」という。


「これは以前、彼を支援していた人脈から漏れ伝わってきた話だそうですが、それが事実なら更生プログラムの失敗ともいえる話で、世間からの反発はより増すでしょう。
もし彼の実名と住所が表になる合法的な手段が取られた場合、おのずとこの話も暴露されるかもしれません」(同)


酒鬼薔薇聖斗は本の中で、ネットカフェやカプセルホテルを泊まり歩く生活をしていたと記しているが、事件を追ったある記者からは「退院した直後の時期、セレブの出入りすることで有名な都内の超高級マンションに滞在していた」という話も聞かれる。


いずれにせよ、記者の間でも続々と現在の生活についての情報がキャッチされており、このまま「少年A」でいられるとも思えない状況だ。
「酒鬼薔薇聖斗」は本のあとがきに「自分の言葉で、自分の想いを語りたい。自分の生の軌跡を形にして遺したい」「僕に残された唯一の自己救済であり、たったひとつの生きる道」と自己愛に満ちた出版理由を書いているが、自分の身元が明らかになったとしても、堂々とその姿勢を貫けるのだろうか?
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東野圭吾の問題作「天空の蜂」の衝撃度!!


この作品は、日本映画史を変えるかもしれない。
9月公開の映画「天空の蜂」が早くも話題になっている。


小説家東野圭吾による同名原作「天空の蜂」は、20年も前に原発行政のデタラメと嘘を明らかにし、福島第1原発の事故を予言したかのようだと再評価されている問題作。


映画も小説と同じく舞台は95年。
福井県の高速増殖炉上空に、強奪された自衛隊の大型ヘリが現れる。
高性能爆薬が積まれたヘリは、原子炉の直上800メートルでホバリングを開始。
犯人からは、燃料切れまでの8時間以内に日本の全原子炉を破棄せよとの要求が発せられる――。


「これがなぜ問題作かというと、原発を推進するこの国の政府にとっての『不都合な真実』が赤裸々に描かれているからです。
たとえば原発プラントの弱点は天井で、上空からの衝撃に極めて弱いこと。
その天井近くに無防備で使用済み核燃料貯蔵プールという『爆弾』を設置してあること、そして何より『原発を全停止しても電力は足りる』こと。
これらは福島第1原発の事故ですべて真実だったことが明らかになった。
映画はこうした原発タブーを、臆することなく描いています」(映画批評家・前田有一氏)


「天空の蜂」がすべての日本人へ警告した原発の抱える問題点は、2015年現在もまるで解決されていない。
安全を保証できない技術をゴリ押しで進めようとするやからがはびこり、それを目の当たりにしても何も言わない大衆が多数を占める。


だがこの映画はそんな現状に強烈なパンチをくらわす。
映像ならではの説得力で、想像力の欠如した人々が日本を滅ぼすのだぞと、激しく観客の肩を揺さぶってくる。

「何より画期的なのは、堤幸彦という日本を代表する映画監督が、大手映画会社と一流のキャストで仕上げた堂々たる大作ということです。
これほどのメジャー作品が原発タブーを打ち破ったことはかつてなく、その功績はとてつもなく大きい。
日本の映画界、ひいては日本の未来を変える道筋を切り開いた堤幸彦監督と松竹の勇気を、今後すべての映画人は全力でフォローすべきでしょう」(前出の前田有一氏)


なし崩し的に進む原発再稼働。日本人は刮目して見よ
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