
MOCO'Sキッチン日本テレビ朝の顔として人気を博した『ズームイン』シリーズの後継として、
昨年4月にスタートした朝の情報番組『ZIP!』。
開始当初は視聴率が振るわなかったが、徐々にファンを獲得し、
一年が経過した今年4月には番組平均視聴率が10.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)にまで上昇。
同時間帯の『めざましテレビ』(フジテレビ系)の視聴率(9.4%)を初めて上回った。
そんな人気の一端を担っているのが、番組の1コーナー「MOCO’Sキッチン」だ。
186cmの長身イケメンとしてデビューしたものの、
主演ドラマがことごとくコケ、低視聴率男のレッテルを貼られてしまった速水もこみちが、
「料理男子」として再生するきっかけとなったこのコーナー。
調理にオリーブオイルを使いまくるなど、独創性の高い料理が話題を呼ぶとともに、
イケメンもこみちの器用な手さばきにウットリするファンも続出、
「もこ様の手元を映してくださ~い」「顔のアップがもっと欲しい」などの要望も番組には届くという。
一説には、このコーナーが主婦の「オカズ」として機能しているともいわれる。
もこみち料理の特徴は、まず「オシャレ食材」。
ペコロス、ポルチーニ茸、エシャロット、ビーツなど日本の食卓ではまだ馴染みの薄いオシャレ食材を「冷蔵庫にある常備野菜」という前提でバンバン登場させる。
オシャレなだけでなく、高級食材もふんだんに使用する。
たとえば「大きな白菜を安く買えたので、いい調理法を教えてください」と視聴者が相談すれば、高級干し貝柱を投入して中華炒めにしてしまうのだ。
また、イケメンらしからぬ寒いオヤジギャグも有名。
「中華風カレイのから揚げ」の回では、「今日はカレイを使うんですがカレイなる手さばきをお見せしたいと思います」とドヤ顔でキメた。
そしてなんといっても、もこみちと言えば「オリーブオイル」だ。
下ごしらえ、揚げ油、ドレッシング、さらに完成した皿にもオリーブオイルをドバアッとかけ、
「追いオリーブ」なる造語まで登場した。
6月1日放送の「もこみち流 ローストビーフのハヤシライス」では、もこみちにしては珍しく、
安くて一般的な牛こまぎれ肉を使ったかと思えば、突然分厚いローストビーフを取り出してスライス!
ハヤシライスの上に極上ローストビーフをのせ、当然のようにオリーブオイルを回しかけた。
2月に放送された「もこみち流 大豆のコロッケ」の回では、
オリーブオイルで揚げたコロッケの油を切った後、仕上げにオリーブオイルをかけるという斬新さ。
あまりのオリーブオイル好きに、Twitterでは視聴者がオリーブオイル以外の油を「浮気油」と呼んでいる。
もっとも、もこみちにとって「追いオリーブ」はごく当たり前の行為。
インタビューで、次のように明かしている。
「『やたらかけるよね』と言われたこともありますけど、これが普通なんですって。イタリア料理ではもっとかけますよ」
だが6月に入り、二日連続でもこみちがオリーブオイルを使用していない。
4日月曜日の回では「もこみち流 枝豆と鮭のおにぎり」を紹介、
オリーブどころか油は一切使わないシンプルで正統派のおにぎりだ(ただし、枝豆の薄皮をむき細かく刻む面倒な作業に、主婦は舌打ちするだろう)。
5日火曜日の「もこみち流 イカゲソとにらの中華炒め」ではごま油をふんだんに使い、
定番のパプリカを使用したものの、オリーブの出番はなし。
和食や中華の回ではオリーブオイルの代わりにサラダ油やごま油などの油に「浮気」するが、
前述のように揚げ物や肉料理にもオリーブオイルをかけるもこみち。
ポテトサラダにもオリーブオイル、サンドイッチにもオリーブオイル、オムレツにもオリーブオイルだ。
これまでのデータではどんなに浮気しても5日が限度だが、
すでに2日間の断オリーブオイルで、ネット上のファンたちには禁断症状が出始めている。
6日水曜日は一体どんな料理を披露してくれるのか?
そこにオリーブオイルはあるのか?
2月末、実に5日ぶりにオリーブオイルが投入され、
もこみちが「サラダ油でもいいんですけど、でも僕は、オリーブオイル」と微笑んで、
フライパンに大量のオリーブオイルを注いだ瞬間、絶頂を迎えるかのごとく歓喜に沸いたファンも多かったことだろう。
2ちゃんねるでは、「もこみちがもし今日オリーブオイルを使わなかったら自殺するわ」というスレが登場したこともある。
今週も、もこみちから目が離せない。

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