
1月中旬、一部メディアで「iPad3の生産がアジアの受注工場で始まった」と報じられた。![]()
iPad対応 ONE PIECE シェルジャケット
その記事によると、iPad3は高解像度ディスプレーと、より高速化したCPUを搭載。しかも3月発表と噂されるこの新型iPadは、次世代通信規格「LTE」にも対応しているというのだ。
LTEとは、現在の世界標準である3G方式に置き換わるとされる高速・大容量の携帯通信規格。日本では、現在、NTTドコモのみがXi(クロッシィ)の名でサービスを始めている。
一方、これまで日本でiPadを独占的に扱ってきたソフトバンクモバイルに、現時点でLTEサービス導入の予定はない。そして今春のiPad3から新たにiPadを取り扱うことが確実視されるKDDI(au)でも、LTE導入は決定しているのだが、その開始時期は早くとも今秋。
となると、昨年12月の“iPhone5スクープ騒動”に続いてまたまた浮上してくるのが、「iPad3がドコモからも発売されるのでは?」という臆測だ。
iPhone人気に押され、このところのドコモは、ナンバーポータビリティによる新規ユーザー数でひとり負けを続けている。
劣勢からのV字回復策としてドコモがアップル社に接近し、同社端末導入の先兵とすべくiPad3を3月に電撃発売する、というのはいかにも現実味のあるシナリオだ。
しかも、ドコモは日本におけるLTEサービスで先行し、その普及に相当の力を注いでいる。
iPad3や次期iPhoneを自社のラインアップに加えられれば、他社にない快適な通信環境を提供できると同時に、ユーザーのXiへの移行を促(うなが)す上で大きな追い風となるわけである。こんな社内事情があるだけに、ドコモ版iPad3のリリースはもはや既定路線?
だが携帯電話ライターの佐野正弘氏は、そうした見立てに懐疑的だ。
「少なくとも外から見ている限り、ドコモがiPad3取り扱いに向けて動いている気配は、今のところありませんね」
本当にアップルとの契約締結が近いのであれば、なんらかの形で情報が漏れてくるものだが、内部からのリークの類(たぐ)いもまったくないのだという。
そもそも、外的条件こそそろってはいるものの、ドコモ参入予想の根拠となるiPad3のLTE対応自体、にわかには信じがたい情報なのだとか。ジャーナリストの石川温(つつむ)氏が言う。
「LTEは今のところ、アメリカと日本と韓国でしか本格的なサービスが始まっていない通信規格。端末各
機種を全世界共通仕様で売るのがアップルのビジネスモデルですから、メリットを享受できる国が限られている段階で、本当にLTE対応させるのかどうか。個人的には半信半疑といったところです」
ただ、こんな意見もある。
「iPad3がLTE対応するとすれば、アメリカ国内向けのアピールでは? アップル端末を扱っているアメリカの2キャリアはすでにLTEサービスを始めていて、対応端末も増えつつある。グローバル企業とはいえアップルはアメリカの会社なので、まずはお膝元(ひざもと)のユーザーを意識すると考えられます」(佐野氏)
だとすれば、発売時にLTEの恩恵を受けられない日本では、iPad3の発売時期が大幅に遅れたりして……。
「それはないと思いますよ。ソフトバンクにせよauにせよ、タイミングを逸したら互いのライバルに出し抜かれ、ユーザーを奪われてしまう。発売されるとすれば、世界発売に歩調を合わせて取り扱いを始めるでしょう」(佐野氏)
しかし、せっかくの目玉機能が使えないというのに、どんな売り方をするのだろう?
「LTE対応だと派手に謳(うた)わなければいいだけの話です(笑)。従来どおり3G回線やWi-Fiで使う、性能アップした新型iPadとして売り出せば、なんの問題もない」(佐野氏)![]()
Apple iPad 2 Wi-Fiモデル 16GB
でもやっぱり、宝の持ち腐れ状態の新製品なんて、どうにもフラストレーションがたまるっ! ドコモはせっかくのビジネスチャンスを、ただ指をくわえて見ているだけなのか?
「もちろん、ドコモも既存顧客の流出について、それなりの危機感を抱いてはいる。でも、今はまだ開発や販売戦略の面で自分たちのコントロール下に置けるアンドロイド端末を武器に、なんとか踏ん張ろうとしている最中のはず。近々にアップルと手を組むことはないでしょう」(佐野氏)
やっぱり今回も、ユーザーはお預けを食らうってことなのね。が、ここにひと筋の光が!
「ドコモは、6月に社長が交代しそうなんです。auがそうだったように、新社長へのバトンタッチを機に経営戦略が見直され、アップルとの契約がトントン拍子で進むという可能性は十分に考えられますよ」(前出・石川氏)
結論。ドコモとアップルの最強タッグ誕生は、6月以降に期待すべし。
スマートフォン・ユーザーのストレスが高じると、“ファントム振動”(着信バイブがあったという錯覚)を感じるようになることがある――最新の研究がそう示唆している。
英国ウースター大学の心理学者リチャード・ボールディング氏は、就業者と学生のボランティア100人を対象に計量心理学テストを行い、スマートフォンを頻繁にチェックする人は心理的ストレスを感じがちであることを発見した。
このことは、スマートフォンが仕事に使われている場合に特に当てはまった。ユーザーが、ワーフクローについていくためにメッセージをチェックしなければというプレッシャーを感じているからだ。
ストレスが高じると、ビジネス・ユーザーはますます頻繁にスマートフォンをチェックするようになり、実際にはアラートを受信していないのに、受信したと勘違いするようになった人も数人いた。
先週発表されたこの研究結果は、職業にかかわらず当てはまるもようだ。スマートフォンを仕事のために幅広く利用することが、こうした傾向が観察されたビジネス・ユーザーの共通要素だった。
英国Press Association(PA)は、「スマートフォンは急速に利用が拡大しており、これに伴ってソーシャル・ネットワーキングによるストレスも増加するだろう」というボールディング氏のコメントを紹介している。
「原因が何であれ、従業員がストレスを感じていると、企業は成功しない。このため、従業員に、スマートフォンのスイッチを切り、業務時間外に送る仕事用のメールを減らし、デバイスをチェックしたいという誘惑を抑えるよう呼びかけることが、企業の利益にかなっている」(ボールディング氏)![]()
スマートフォンを業務時間外も仕事に使うことは一般化しており、2009年に英国で行われたある調査では、個人のスマートフォンを業務時間外に仕事に使っていると答えた回答者が3分の1を占めた。また、43%が、スマートフォンのせいでストレスが増えたと答えている。
1960年代に電話が家庭に普及して以来、技術を使うことに伴う煩わしさが増大している面もあり、このスマートフォンの問題はその極端なものと言える。
iPhone4Sがソフトバンク、auの両キャリアから発売されて2か月が過ぎた。
年末年始、改めて購入を検討している人もいそうだが、結局どちらのiPhone4Sが「速い」のか――MMD研究所では2011年12月11日~16日にかけ、全国の主要9都市20地点で比較調査を行った。
