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日本年金機構、個人情報のデータ入力業務を幽霊会社に委託していた!?


日本年金機構の個人情報「ダダ漏れ」問題は125万件の流出ではとても済みそうにない。


自民党議員からも「政権が吹っ飛びかねない」との声が出始めたが、問うべきは流出の数だけではない。
機構はデータ入力の一部をアウトソーシングしているのだが、とんでもないユーレイ会社が含まれていたのだ。


衆院厚労委員会で3日、堀内照文議員(共産党)が追及したのは、機構が昨年10月、業務委託した福井の情報処理会社だ。
委託したのは「氏名」「住所」「生年月日」といった個人情報のデータ入力だが、あろうことか、この会社は富山の別会社に“丸投げ”していた。


堀内議員が確認のために福井の会社に出向くとこれまたビックリ。
「ポストに名札(社名)がなく、1階下に富山の業者名があった」(堀内議員)だけで、富山の会社は労働者派遣法に基づく許可・届け出もしておらず、違法派遣だったという。


違法派遣を知った機構は慌てて委託契約を解除。
「守秘義務を課している」なんて説明していたが、苦し紛れもいいところだ。
元請けはともかく、違法派遣先に守秘義務もヘッタクレもないだろう。
この問題について、あらためて機構に聞くと「個人情報なので答えられない」(広報)ときた。
その個人情報を大量に流出させたのは一体どこの誰なのか。これぞ、ブラックジョークだ。


違法派遣は論外として、これが違法でなくても有期雇用の派遣社員(先)に大量の個人情報の入力業務を委託すること自体問題じゃないのか。
と思ったら、年金機構は約2万5600人の職員のうち、非正規が約1万5000人もいる。
約6割が非正規だ。


「非正規は守秘義務を守れないとは言いませんが、雇用が不安定な職員を安くコキ使って、『しっかりやれ』なんて号令をかけても誰も動きませんよ。
入札、委託の安値競争に巻き込まれてワリを食うのは派遣される非正規です。
それが回り回って国民が迷惑する事態を招くのです」(年金業務に携わる派遣社員)


ダダ漏れが「常態化」する日も近いのではないか。
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安倍晋三首相が一切触れないもう一人の祖父「安倍寛」


安倍晋三首相が母方の祖父である岸信介を敬愛、心酔し、その祖父を追いかける形で、「戦争ができる国づくり」にひた走っていることはもはや知らない者はいない有名な話だ。
4月29日、米議会で行った演説の際も、安倍首相は冒頭に岸の言葉を引用し、“おじいちゃんコンプレックス”を全世界に開陳した。


しかし、その過剰とも思える岸への思い入れの一方で、安倍が“もう一人の祖父”について口にすることはほとんどない。
父方の祖父・安倍寛。岸と同時代に生きた政治家だ。
しかし晋三は、インタビューや周辺の証言からは意図的にその存在を拒否している感じさえする。


なぜか?

その理由が解き明かされているのが「週刊ポスト」(小学館)5月22日号で始まった、政治ジャーナリスト・野上忠興による連載「安倍晋三『沈黙の仮面』」だ。
野上は安倍首相の父・晋太郎の番記者を長く務めた人物で、連載はその息子・晋三の生い立ちを追い、さらに岸家と安倍家という2つの政治血脈を辿るものだが、その第1回目に安倍家の地元後援者のこんな証言が掲載されている。

「確かに晋三さんは岸さんの血を継いどるが、安倍家のおじいちゃんは寛さんで、戦時中に東条英機に反対して非推薦を貫いた偉い人じゃった。
それをいいたいが、晋三さんと話をしても岸、岸というんでね」


 そう。安倍首相の祖父・寛は岸とは政治的にも思想的にも正反対の人物だったのだ。


「岸が東条内閣で商工大臣を務めて戦中から権力の中枢を歩いていたのに対し、寛は東条英機の戦争方針に反対し、戦時中の総選挙では『大政翼賛会非推薦』で当選した反骨の政治家として知られる」


A級戦犯容疑者として収監され、数々の政治資金疑惑が取り沙汰された岸に対し、寛は戦争に反対し「昭和の吉田松陰」とまで呼ばれた清廉で反骨の政治家だった──。
その反骨ぶりは6人の安倍ファミリーを描いた『絶頂の一族 プリンス・安倍晋三と六人の「ファミリー」』(松田賢弥/講談社)にも詳しく描かれている。
>> 【絶頂の一族 プリンス・安倍晋三と六人の「ファミリー」
同書によれば、安倍晋三の父・晋太郎が毎日新聞(1985年4月6日付)にこんな回想記を寄稿している。

「父(寛)は大政党を敵にまわし、その金権腐敗を糾弾し、始終一貫、戦争にも反対を続けた。
軍部ににらまれ、昭和十七年の翼賛選挙では、非推薦で戦った。
当選を果たしたものの、あらゆる妨害を受けた。私(晋太郎)も執拗な警察の尋問をうけた」(毎日新聞に晋太郎が寄稿した文章から抜粋)


当時、戦争を支持して翼賛会に入らなければ政治生命すら危うくなりかねない時代だった。
それでも寛は翼賛会からの推薦を拒否。
懐柔のために3千円の電報為替が届いたが、それを送り返すことまでした。

「寛には昼夜を問わず警察の執拗な尾行がつく。(略)地元で寛は、戦時中でも筋を曲げなかった、気骨の人として古老の間で語り継がれている」(『絶頂の一族』より)


だが、寛は安倍首相が生まれる以前の終戦翌年、戦後第1回総選挙の出馬準備の最中、51歳の若さで亡くなっている。
晋太郎にとって、軍部と対立しながらも戦争に反対した父・寛は政治家としての原点となり、一貫して「寛に繋がる安倍家の血脈にこだわっていた」という。
ところが晋太郎の息子・晋三はそうではなかった。むしろ、その存在を無視するような態度が現在も続いている。


その理由について前出の「週刊ポスト」では、父・晋太郎への反発があったと指摘する。

晋三は幼い頃から、両親が不在がちな家庭に育った。
気鋭の政治家として晋太郎は多忙を極め、母・洋子は地元に張り付くなど家庭団らんとは無縁の愛情に飢えた幼少期だったといわれる。
特に晋三が9歳の時、晋太郎は3期目の総選挙で落選する。
そして返り咲くまでの間、父は選挙区に張り付いた。

「父(晋太郎)が子供たちと顔を合わせる機会はほとんど失せ、次第に父子の気持ちはすれ違うようになる」

晋太郎は周囲から見ると長男・寛信より晋三を可愛がったというが、しかし愛情表現は下手で晋三にもあえて厳しく接したという。
さらに勉強が“好きではなかった”晋三に対し、晋太郎は自分の母校でもある東大に行くよう勉強を強いるようになった。
一方、母方の祖父である岸は晋三を可愛がり、晋三も南平台にあった岸邸に喜んで遊びにいった。

「政治家への思いと名門家系の誇りに胸をふくらませ、一方では思うようにならぬ勉学に羞恥とルサンチマンを募らせていた多感な高校生にとって、東大卒で反骨の政治家と称えられた父を持つ晋太郎の『愛のムチ』は素直に受け入れられるはずもなかった」


寂しい幼少期を送ったことによる母・洋子への思慕というマザーコンプレックス、そして父・晋太郎に対する学歴コンプレックス。
安倍首相はこうしたコンプレックスの反動で、「昭和の妖怪」といわれた巨大な存在である母方の祖父・岸への“憧れ”を募らせていった。
そして、一方では、優秀な父・晋太郎への反発から、反骨の政治家だった祖父・寛の存在を拒否し、自分の意識から消し去ってしまった。


そういう意味では、晋三はコンプレックスを乗り越えたわけではない。
岸信介というもっと大きな権威にすがることで、自分のプライドを癒し、肥大化させてきた。


そして今、その権威と自己同一化をはかり、「おじいちゃんの悲願達成」という個人的な思い入れのために、集団的自衛権を容認し、安保法制関連法案を閣議決定し、そして憲法改正へと突き進んでいる。


もし、反骨の祖父・寛が長命で、岸以上に幼い晋三に影響を与えていたら──。
無意味なことだとは自覚しながら、ついそんなことを考えてしまうのである。
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北陸新幹線開通も「新幹線バブルには期待できない」との声も・・・


東京—金沢間を結ぶ北陸新幹線が、本日、いよいよ開通する。


日本政策投資銀行北陸支店の調査によると、新幹線開通による北陸地方の経済効果(直接効果)は、観光で約61億円(年)、ビジネスで約20億円(年)の計81億円(年)と試算されている。
特に、兼六園、武家屋敷、茶屋街など観光名所の多い金沢。
4-6月のツアー予約客数は前年同期比5倍、という数字もあがっているのだ。


金沢駅周辺のテナントや飲食店向きの物件家賃が上昇し、08年中盤から下がり続けていた地価も、13年前半からプラスに転じている。
「現地の人たちは、この降って沸いたようなバブルにどんな反応を示しているのか」を探るため、開通の1週間前に金沢に前乗りし、実地調査を行うことにした。


向かったのは金沢イチの繁華街・片町。
「新幹線開通バブルに浮かれているに違いない」と予想をしていた記者であったが、夜の街で働く人たちは、新幹線開通による好景気到来について、それほど過剰な期待をしていないということがわかり驚く。


「うちみたいなラウンジに県外から来るお客さんは、大半が出張組。
男同士で観光で金沢に来る人は少ないから。
新幹線が通ると日帰り出張も可能になるので、それまで泊まりで来ていたお客さんが、夜遊びしないで帰っちゃうんじゃないかと心配しています」(ラウンジ「L」のさゆみママ)


「観光客が増える=繁華街に人が流れるとは一概にはいえない」との理由からくる悲観論。確かに、金沢を観光地として考えた場合、夫婦やカップル、女性グループには人気がありそうだが、男同士で遊びに行くところではないかもしれない。


また、片町で遊ぶ男性客からはこんな声が……。

「新幹線開通で、街がクリーンになりそうなのが心配。
もともと風俗は少ないけど、片町の近くには石坂って“ちょんの間”があった。けど、これも今年に入ってから規制が厳しくなって、今じゃほぼ壊滅状態だからね。
『餃子の王将』みたいな、独自進化の名物店も出てこないだろうし。
地元民としてはちょっと寂しいね」(41歳・男性)


ちなみに「餃子の王将」とは、おなじみのチェーン店のこと。
だが、金沢片町の中心部に位置するお店はかなり特殊。
アフターで利用するホストが多く、「餃子 180円」といったお品書きに並んで、「ドンペリ 2万8000円」という謎のメニューがあった。
酔ったホストが全裸で騒いだことから営業停止になり、現在、その跡地には「もりもり寿司」が入っている。
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