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可もなく不可もなく?SMAP草なぎ剛主演ドラマの安定感

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37歳で医者になった僕 研修医純情物語

「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」で主演中のSMAP草なぎ剛。
ドラマ開始前の宣伝があまりなかったことや、地味なつくりなどから、初回視聴率は13.2%と、やや低調なスタートだった。

だが、驚くべきことは、その後も13.1%、14.5%、13.6%、13.6%、13.6%、12.5%、14.5%と、異常なほどの安定感を保っていること。

13.6%の回が3回続いたときなどは、お客さんが「増えもせず、減りもしない」完全な顧客制になったかのような印象だった。

しかも、草なぎ剛自身に、「少数の熱狂的なファン」がいて、支え続けているというわけではない。

ドラマの出来の良し悪しは、「最高視聴率」の数字そのものが高いかどうかではなく、
「最高視聴率」というピークがどこに来るかということや、
初回視聴率からの上下率にある気がする。

初回視聴率が良く、どんどんお客さんが離れていく派手なドラマよりも、
じわじわと口コミでお客さんが増える、
あるいはきっちりとお客さんを離さないドラマのほうが、評価が高い印象だ。

その点、草なぎ剛主演のドラマというのは、爆発的なヒットやブームにはならなくとも、
「地味ながら丁寧な仕事をする」という、確実な安心ブランドになっていると思う。

演技が上手いのかというと、正直、よくわからない。
というか、「演技していないように見える」「素に見える」のだから、本当はすごく上手いのだろう。

セリフも、本人の心からそのまんま無防備に出てきたように聞こえるし、
あまり表情を変えないにもかかわらず「ホッとしている」「嬉しそう」「けっこう怒ってる」「ものすごく怒ってる」という心情の変化が、
ただ座っている佇まいから漂ってくるのだ。

「目で表現している」というのとも、ちょっと違う。
それはたとえば、「ご飯を食べている猫が耳を後ろに倒している=警戒している」とか、
「ボンヤリ立っている犬の尻尾が垂れ下がっている=心細くなっている」というような表現に近い気がする。

「演技」ということを視聴者に忘れさせ、心の機微を表現するともなく、無防備に全部溢れ出てしまう草なぎ剛。

ちなみに、唯一12%台に落ちた回は、草なぎ剛とミムラ、水川あさみの三角関係を匂わせる回だった。
みんな草なぎドラマには抜群の信頼を寄せているものの、彼の恋バナには何の興味もないらしい……。
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