
裏スマホの本最近、需要が高まっているという中古ケータイ。
これから中古市場が伸びて手頃な価格でスマホが入手できる……と思いきや、店頭でその価格を見渡すと、安いものもあるが、新品とあまり変わらない価格で売っているものもある。
ではいったい誰が、なんの目的で買うのだろうか。
ケータイの料金に詳しいフリーライターの後藤一泰氏が解説する。
「実は、中古ケータイには目に見えにくい“中古ならではのメリット”があって、あえて選ぶ人もいるんですよ。
例えば、月々の割引である『月々サポート』(ドコモ)、『毎月割』(au)、『月月割』(ソフトバンク)は、正規の手順で機種変更すると、割引の適用期間がどれだけ残っていても、それを引き継ぐことはできません。
しかし中古端末を購入してSIMカードを入れ替えて使えば、これらの割引を引き継げるケースがあるのです。
せっかく買った機種が使いにくい、動作が重くて使えないから機種変したいと思っても、残った割引がなくなってしまうなら躊躇(ちゅうちょ)しますよね?
そんなとき、中古品を重宝するってわけです」
なるほど、確かに割引を引き継げるのはありがたい。
「また、この仕組みを“計画的”に使う達人もいます。
まず、不人気で販売価格が安く、かつ月々の割引額が大きな新品スマホを手に入れ、本命のスマホは中古で購入するというわけです。
そうすれば月々の割引を維持したまま、お気に入りのスマホを使うことができるのです」
これはなかなか高度な活用法だが、機種によっては自由に入れ替えられない場合もあるそうなので、注意が必要だ。
ほかに、一般人でも使いやすいメリットはないのだろうか。
「一番メリットが大きいと考えられるのは、中古スマホとMVNO(キャリアの通信回線を仕入れて再販している業者。
仮想移動体通信事業者と呼ばれる)の回線を組み合わせて使う方法です。
例えばMVNO業者の日本通信が販売するSIMカードのひとつ『b-モバイル4G アマゾン限定 高速定額』(アマゾン販売価格3150円)なら、月々1980円で500MBまで使えます。
スマホの使い道が出先でのちょっとした調べものやメールだけというなら、このデータ量でも十分。
キャリアが提供するスマホ向けのパケット定額サービスが4000円台から5000円台であることを考えるとライトユーザーならかなりおトクになるでしょう」
MVNOのサービスの多くは解約金が不要なので、2年契約に抵抗がある人でも気軽に試せるのがうれしい。
このほかにも、格安な携帯メディアプレイヤー兼カメラとしての使い道や、将来的に入手困難になると予想されるガラケーや3Gスマホの“予備機”として購入する例もあるとか。
価格だけではわからない中古ケータイのさまざまなメリット。
うまく使いこなせば、より快適なスマホライフが楽しめそうだ。
